ここ数年あたためていたイメージがまた一つ形になり始めました
山が荒れているのか 食べ物が少ないのか イノシシが毎日のように車道脇を荒らしていきます
その度に土が崩れるのでずっと石積みをしたいと思っていました
まずは縁の土を取り 据える石のラインを出すところから始めます
使い道のなかった大きい石もバランスを見ながら据えていきます
表情の違う石の組み合わせも面白い
年明けからコツコツと
ようやく半分仕上がりました
この場所で出た玉石や大きすぎて構えなかった石
どちらも活かしながら…
今ではあまり見なくなりましたが 昔はきっとこうやってその場所で出る石をつかって
名もなき農民が積んでいたんだと思います
これから自然の移り変わりとともに
色が濃くなり 苔むし
石の隙間から植物が生えてきたり…
もしかしたら100年先に誰かがこれを見て何かを感じてくれるのかも
そんなことを思いながら 今日もコツコツと積んでいきます