花ト草ト木ト。

2011.08.04 四季彩

葉月

縁側に吊るされた風鈴
子供の頃を思い出す

母のせっせと草取りをしていた姿・・  その母の汗のにおいを思い出す
やさしく団扇で扇いでくれた
チリリンと音色を聞きながら 昼寝をしていた頃
懐かしい夏がよみがえる

     

 「念ずれば 花ひらく」

 念ずれば 花ひらく
 苦しいとき 母がいつも口にしていた
 この言葉を
 わたしもいつのころからか
 となえるようになった

 そうして そのたび
 わたしの花がふしぎと
 ひとつ ひとつ
 ひらいていった
                                 詩 坂村 真民

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 PS 今月よりHP内容が少し変わります  ?お楽しみに・・